今回甲状腺機能と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に関する報告がありましたのでご紹介致います。 Reproductive Biology and Endocrinology (2022) 20:133 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、女性に多くみられる内分泌・代謝障害の一種で、15%ほどの発症率とい... 続きをみる
2022年12月のブログ記事
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血圧とART治療の成績が関係しているか調べた報告をご紹介いたします。 Human Reproduction, Vol.37, No.11, pp. 2578–2588, 2022 ARTに対する臨床的妊娠には、母体年齢、卵巣予備能、不妊期間と不妊原因、ホルモンレベル、子宮内膜の受容性など、多くの要... 続きをみる
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不活化Covid-19ワクチンは、凍結融解胚移植の出生率、新生児転帰に影響しない
不活化Covid-19ワクチンは、凍結融解胚移植の出生率、新生児転帰に影響しないのではないかという報告をご紹介いたします。 Human Reproduction, Vol.37, No.12, pp. 2942–2951, 2022 2019 年の新型コロナウイルス (Covid-19) 感染症の... 続きをみる
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妊娠の方法と早産のリスクを人口ベースの研究を行なった報告がありましたのでご紹介いたします。 Fertility and Sterility® Vol. 118, No. 5, November 2022 0015-0282 不妊治療の有無に関わらず多胎妊娠率が上昇すれば早産率も上昇します。しかし、... 続きをみる
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ARTを行った女性の内膜症性嚢胞および深部浸潤性子宮内膜症の有病率
経膣超音波検査を慎重にすることにより診断する子宮内膜症性嚢胞と深部浸潤性子宮内膜症 (DIE) の有病率について調査して報告をご紹介いたします。 Fertility and Sterility® Vol. 118, No. 5, November 2022 0015-0282 子宮内膜症はホルモン... 続きをみる
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原因がわからない不妊症において、待機治療と卵巣刺激した人工授精はどちらが良いか
機能性不妊症とは、避妊しないで性交を 12 か月続けても妊娠しないカップルで、不妊検査で異常が見られない場合に診断されます。このようなカップルは、自然妊娠と比較して妊娠率を高めることを目的とした卵巣刺激を伴う IUIーOSで治療されることがよくあります。女性の年齢、不妊期間、精子の運動性、妊娠既往... 続きをみる
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一般に卵胞型を測定する場合、2 次元エコーで長径を測定もしくは、2箇所を測定し平均値にて卵の成熟を予想します。この報告では3 次元エコーにて卵胞体積を測定することで採卵時の成熟卵獲得を予想出来るか検討していますのでご紹介いたします。 Fertility and Sterility® Vol. 11... 続きをみる