2020年6月のブログ記事

  • クロミフェン6周期使用後に、クロミフェン継続するかどうか

    クロミフェンは無排卵の方に使用されており、約75%で排卵が回復されると報告されております。しかし、妊娠するのはその半分ほどとされ、子宮内膜の発育、受容性、子宮頸管粘液および子宮血流に対するクロミフェンの抗エストロゲン効果が悪影響を与えるためかと考えられます。そのため、ゴナドトロピン注射にて卵巣刺激... 続きをみる

  • 子宮内膜症手術は周産期リスク・周産期合併症に関係する?

    子宮内膜症は、生殖年齢の女性の5−10%ほど、不妊症女性の50%近くに合併しているといわれています。主な症状は、月経困難症、慢性骨盤痛、性交疼痛症などがあります。 妊娠は子宮内膜症に関連している上記の症状の改善につながる可能性がありますが、いくつかの研究では子宮内膜症が産科合併症のリスクを増悪させ... 続きをみる