2019年2月のブログ記事

  • 卵巣刺激に正常に反応する方の刺激法

    ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)が体外受精の卵巣刺激におけるガイドラインの指針案を発表しています。 本日は”卵巣刺激に正常に反応する方の刺激法”ご紹介致します。 ①GnRHアゴニスト法とGnRHアンタゴニスト法 2017年のメタアナリシスにてGnRHアゴニスト法とGnRHアンタゴニスト法を比較す... 続きをみる

  • 卵巣の反応が良い方に対する卵巣刺激

    ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)が体外受精の卵巣刺激におけるガイドラインの指針案を発表しています。 本日は”卵巣の反応が良い方に対する卵巣刺激”ご紹介致します。 ①GnRHアンタゴニスト対GnRHアゴニスト PCOでない卵巣機能のよい女性に関するメタアナリシスはなく、2017年のPCOを含んだR... 続きをみる

  • 体外受精開始前の処置について

    ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)が体外受精の卵巣刺激におけるガイドラインの指針案を発表しています。 本日は”体外受精開始前の処置について”ご紹介致します。 ①エストロゲンでの前処置 GnRHアンタゴニストプロトコールにおいて、卵巣刺激前にエストロゲンで前処理することは、おそらく有効性と安全性を改... 続きをみる

  • 体外受精の卵巣刺激におけるガイドラインの指針案

    ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)が体外受精の卵巣刺激におけるガイドラインの指針案を発表しています。 本日は卵巣刺激に対する反応を予測する因子について書かれていましたので簡単にご紹介致します。 ・AFC (Antral Follicle Count) 胞状卵胞数単独による卵巣反応の予測は信頼できる... 続きをみる

  • 2%と5%の酸素濃度で胚を培養し比較した報告

    一般的に胚培養は酸素濃度5%で行われます。体外受精が行われた最初の頃は、酸素濃度は大気圧の20%で行われていました。しかしながら、哺乳類の卵管の生理的酸素濃度は5〜8.7%と報告されており、胚発生に対する低酸素(5%)の有益な効果を示されています。 ヒトの胚は桑実胚期、3.5日目付近で子宮腔に到達... 続きをみる

  • 男性の葉酸摂取について

    本日は父親の葉酸摂取が、胎児の成長に影響するかもしれないという報告をご紹介いたします。 2019年2月 Fertility and Sterilty "Does the father matter? The association between the periconceptional pate... 続きをみる