体外受精の卵巣刺激におけるガイドラインの指針案
ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)が体外受精の卵巣刺激におけるガイドラインの指針案を発表しています。
本日は卵巣刺激に対する反応を予測する因子について書かれていましたので簡単にご紹介致します。
・AFC (Antral Follicle Count) 胞状卵胞数単独による卵巣反応の予測は信頼できる。
・AMH単独による卵巣反応の予測は信頼できる。
・FSH基礎値単独による卵巣反応の予測は十分に信頼できない。
・インヒビンB単独による卵巣反応の予測は十分に信頼できない。
・エストラジオール基礎値単独では卵巣反応の予測因子ではない。
・年齢だけで卵巣反応を予測することは十分に信頼できるものではない。
・BMI単独は卵巣反応の予測因子ではない。
卵巣刺激に対する高および低反応を予測するために、他の卵巣予備検査よりも胞状卵胞数(AFC)または抗ミュラー管ホルモン(AMH)が単独なら推奨されるということでした。