自宅でできる精液検査

みなさんこんにちは


本日はスマートフォンを使用し自宅でできる精液検査のスクリーニングの精度は高いという報告です。


2018年12月 Fertility and Steriltyに発表された
"Home sperm testing device versus laboratory sperm quality analyzer: comparison of motile sperm concentration"
をご紹介いたします。


不妊症のうち男性が関係しているの不妊症のカップルは30〜50%を占めています。精子分析は、濃度、運動、および形態などの重要な精子パラメータを分析することで、男性因子不妊症を評価するための標準的な診断ツールです。世界保健機関(WHO)によって確立された基準に基づいて、これらのパラメータの1つ以上の異常は、男性因子不妊症と有意に関連しているといわれています。


精液検査は手動顕微鏡検査および自動検査システムの両方を使用し検査を行うことが多いです。
しかし、クリニックに来院し精液検査を行うことに抵抗を示される方もおられます。
そこで自宅で手軽にできる検査が必要とされ、導入されてきています。しかし、精子濃度のみ測れるものが多いようです。そこで、2017年、YOホーム精液検査は運動精子濃度(MSC)、濃度(細胞数/ mL)および運動性(運動精子の割合)を測定できるキットが発売されました。
こちらはMSCの結果で、6×106 / mLのカットオフに基づいて、「低」または「中等度/正常」MSCとしてエンドユーザーに報告されるようです。


このYOホーム精液検査キットと自動精子特性分析機を比較して自宅でできる検査を評価しています。


24人の精液を3つに分けて、YOホーム精液検査(iPhone 7、Android)、精子特性分析機で測定し比較検討しています。
精子特性分析機とYOデバイスを比較した場合、YOデバイの再現性、精度、相関は精子特性分析機とかわりませんでした。散布図を描きYO iPhoneとYO Galaxyの精度を調べても両方で97%を超えていました。また、偽陽性は、両方のYO機器(<3%)で低い結果でした。


まとめ
試験されたスマートフォンの検査装置は、ユーザが家庭環境で行える利便性およびプライバシーにおいて、妊娠可能性をスクリーニングするための貴重なパラメータである運動精子濃度を正確に検出することを可能にしたことがわかりました。 正常/異常テスト結果は、より早い段階で医学的介入を必要とする男性の動機付けとなり、患者満足度、臨床効率および管理を大きく改善するという報告でした。 


妊娠tryし始めたばかりの男性のスクリーニング検査としては非常に良い検査装置だと思われます。


ただ、この報告にも書かれていたように、精子の形態も妊娠に重要です。
不妊期間が長い方、パートナーの年齢が高い方など、精子の正常形態率などはこの検査でわかりませんので、クリニック受診が必要と考えられます。



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