胚移植する場合、ホルモン補充周期と排卵周期どちらがよいか?

こんにちは


本日は今までも報告がたくさんありますが、ホルモン補充周期と自然周期を比較した報告になります。


凍結胚移植を行う方法としてホルモン補充周期と自然周期があります。この移植の方法により妊娠率、生児獲得率が異なるという報告や変わらないという報告があります。


今回の報告は
2018年9月 Fertility and Sterilty
"Impact of method of endometrial preparation for frozen blastocyst transfer on pregnancy outcome: a retrospective cohort study"


後ろ向き研究なのでなぜFertility and Steriltyに採用されたかはわかりませんが、軽く紹介致します。(着床前診断を行った症例が含まれているからかもしれません)


グループA:ホルモン補充周期での胚移植
グループB:排卵日を0日とし5日目に胚移植を行う排卵周期での胚移植 黄体補充も行う。


計1,028個の凍結胚移植が行われ、そのうち923個はグループAにあり、105個はグループBに割り振られています。約1/4は着床前診断を行っていました。平均34.7歳と若い方を対象としております。


<結果>
グループAはBと比較し妊娠率、生児獲得率の改善がみられませんでした。グループAとBが同等かは症例数が少なく確認できませんでした。


妊娠率、生児獲得率の改善がみられなければ、ホルモン補充と自然排卵周期での胚移植のメリット、デメリットがありますので、どちらにせよ患者さんと話し合わなければなりません。


この報告は若い方を対象としているため、妊娠率も高く正常胚の可能性も高いため、内膜の因子があまり反映されずに妊娠率に差が出なかったのかもしれません。大規模な40歳以上の集団での前向き研究も待たれます。





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