男性の睡眠時間が短いと妊孕性が低下する?

こんにちは。



本日はFertility and Sterility Vol. 109, No. 3, March 2018にある


"Male sleep duration and fecundability in a North American preconception cohort study"


という論文をみつけたのでご報告いたします。



この論文によると、男性の睡眠時間が6時間未満であれば、睡眠時間8時間と比べると有意に妊孕性が低下していると報告しています。


しかし、なぜ睡眠時間が短いと妊孕性が低下するかはわからないということです。


仮説として、睡眠時間が短いと、概日リズムに影響が出てメラトニンおよびコルチゾール分泌が変化する。このメラトニンはゴナドトロピンやテストステロンの分泌に影響を与え、精巣成熟を促進したり、精巣の損傷を防ぐ強力な抗酸化物質であるため、睡眠時間が短いと、妊孕性が低下するのではないかということです。



男性が不妊症の原因に40−50%ほど関わっていることを考えると、睡眠時間6時間未満の方は睡眠時間を長くすることで少しでも妊娠の手助けになるかもしれません。

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