2018年9月のブログ記事

  • 卵巣機能が悪い方は、ビタミンDレベルとAMH・FSHの関連はなさそう

    こんにちは 今回、卵巣機能が悪い方はこのビタミンDと卵巣予備能を示すAMH・FSHの値が関連しないという報告です。 2018年9月 Fertility and Steriltyに発表された "Vitamin D levels are not associated with ovarian rese... 続きをみる

  • 子宮内膜スクラッチで妊娠率up

    こんにちは 本日は子宮内膜スクラッチについての報告をご紹介いたします。 子宮内膜スクラッチはIVFの子宮内膜の感受性を増強し妊娠率を上昇をねらう麻酔を必要としない処置です。子宮内膜を傷つけることでサイトカインおよび増殖因子の放出によって局所的な急性炎症を引き起こし、着床のプロセスを促進すると報告さ... 続きをみる

  • 胚移植する場合、ホルモン補充周期と排卵周期どちらがよいか?

    こんにちは 本日は今までも報告がたくさんありますが、ホルモン補充周期と自然周期を比較した報告になります。 凍結胚移植を行う方法としてホルモン補充周期と自然周期があります。この移植の方法により妊娠率、生児獲得率が異なるという報告や変わらないという報告があります。 今回の報告は 2018年9月 Fer... 続きをみる

  • 採卵個数が増えると累積生児獲得率が上昇する。

    こんにちは 今回は「採卵個数が増えるほど累積生児獲得率が増加する」いう報告が発表されましたのでご紹介いたします。 いままでの報告によると「採卵個数は10−15個で生児獲得率が頭打ちになり、それ以上であれば卵巣過剰刺激症候群のリスクが増えるだけ」というのが一般的でした。 しかし、2018年9月に F... 続きをみる

  • 単一胚移植か2個胚移植か

    こんにちは 本日は胚移植する際、なかなか妊娠しない場合は2個胚移植することもあるかもしれません。しかしながら単一胚移植(SET)は、二個胚移植(DET)と比較した場合、多胎率を減らすIVFの推奨されたアプローチです。 また、胚盤胞期に複数の最高品質の胚(TQE)が利用可能である場合、女性の年齢にか... 続きをみる

  • 極体生検による染色体スクリーニング検査は1年間の累積妊娠率を上昇させるか?

    こんにちは 本日は極体の染色体を調べることで1年間の累積妊娠率が上昇するか調べた報告をご紹介いたします。 2018年9月 Human Reproductionから報告された “Preimplantation genetic testing for aneuploidy by microarray ... 続きをみる